日本歴史地名大系 「樟原村」の解説 樟原村くぬぎわらむら 鳥取県:八頭郡用瀬町樟原村[現在地名]用瀬町樟原金屋(かなや)村の南方、千代川東岸に位置し、当地で同川西岸に安蔵(あぞう)川が合流する。智頭(ちず)街道が通る。拝領高は一三八石余。本免四ツ五分。享保一九年(一七三四)以前に枝郷川中(かわなか)村が領内限りの一村として分離し、同年の鈴木孫三郎所持本「因幡誌」によると当村の高一七石余(史料のママ)、竈数二八。寛保三年(一七四三)、「当村之者共不勝手ニ付、田畑余程外村え相渡シ、残ル田畑山田悪田多ク」、近年困窮に陥ったので村の公事役米(一ヵ年およそ五、六石)を、三分二は惣高割、三分一は村中竈割にしたいと願出、許された(在方諸事控)。「因幡志」では家数二四、産土神は宮原(みやばら)村の葦生(あしお)大明神。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by