最新 地学事典 「横山衝上断層」の解説
よこやましょうじょうだんそう
横山衝上断層
Yokoyama Thrust
飛驒帯中部地域の北東縁で,飛驒片麻岩体が手取層群に衝上する断層。高原川の横山付近,千貫橋の下で最もよく観察できる。大石三郎(1933)命名。天然記念物に指定されている。この地点では断層の走向は北西~南東,30°~60°南落ちで,船津花崗岩が手取層群に衝上する。しかし,この断層の東方延長部で,跡津川断層より南の部分では,逆に手取層群が船津花崗岩に衝上する。ジュラ紀末造山運動の証拠とされたが,手取層群は白亜紀半ばに及ぶので,これは誤り。
執筆者:小松 正幸・徳岡 隆夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

