横山隆興(読み)ヨコヤマ タカオキ

20世紀日本人名事典 「横山隆興」の解説

横山 隆興
ヨコヤマ タカオキ

明治・大正期の実業家 加州銀行頭取。



生年
嘉永1年5月15日(1848年)

没年
大正5(1916)年4月11日

出生地
加賀国金沢(石川県)

別名
俳号=居中

経歴
金沢藩家老・横山遠江守隆章の3男として生まれ、明治2年分家し、藩校明倫堂で和漢、大阪開成学校で洋学修学。13年吉田八百松らの銅山協同採掘に関与する。14年甥の横山隆平と共に尾小屋銅山を経営、さらに飛驒の平金銅山などに事業を拡大、北陸の銅山王と呼ばれ、横山鉱業部の基礎を築いた。のち加州銀行頭取、金沢電気瓦斯取締役を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「横山隆興」の解説

横山隆興 よこやま-たかおき

1848-1916 明治-大正時代の鉱山経営者。
嘉永(かえい)元年5月15日生まれ。もと加賀金沢藩士。明治13年もと藩士の吉田八百松らの銅山協同採掘に関与。14年から甥(おい)の横山隆平とともに尾小屋(おごや)銅山を経営し,事業を拡大した。加州銀行頭取などをつとめた。大正5年4月11日死去。69歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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