横田氏(読み)よこたうじ

改訂新版 世界大百科事典 「横田氏」の意味・わかりやすい解説

横田氏 (よこたうじ)

出雲国仁多郡横田地域を基盤にして勢力を張った古代末・中世成立期の在地豪族。平安末期,この地域には出雲八所八幡の一つとして石清水八幡横田別宮(横田荘)が成立し,平安末・鎌倉初期の出雲における平家方勢力の一重要拠点をなした。横田氏は仁多郡司の系譜を引く在地豪族で,横田別宮(荘)の成立もこの横田氏の所領寄進にもとづくのではないかと推定されているが,《源平盛衰記》には一ノ谷の戦に平家方軍勢としてはせ参じた出雲国人の一人に横田兵衛尉維行の名がみえ,また1184年(元暦1)5月付の石見益田文書には,梶原景時が隣国石見国の御家人・在庁官人等に追伐を命じた平家方出雲国人として,同じく横田兵衛尉の名がみえる。横田氏のその後の消息は明らかでないが,承久の乱以後横田荘の地頭として三処(みところ)氏がみえることからすると,あるいは源平の争乱ないし承久の乱のさい没落し,姿を消していったのではないかと考えられる。
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