横番を切る(読み)よこばんをきる

精選版 日本国語大辞典 「横番を切る」の意味・読み・例文・類語

よこばん【横番】 を 切(き)

  1. 他の人の掘る鉱脈で、脇へそれた横番を掘る。また、他人鉱山を盗掘する。
    1. [初出の実例]「他人の入りて堀る山筋をこなたより切とるを横番きるといふ」(出典:評判記・色道大鏡(1678)一)
  2. 他人の揚げた遊女密会する。また、他人の女房などと通じる。横鬢切る。
    1. [初出の実例]「りとくをかんがうる男には、よこばんをきらすること、何よりのぬらしなり」(出典:評判記・吉原すずめ(1667)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android