横造城跡(読み)よこぞうじようあと

日本歴史地名大系 「横造城跡」の解説

横造城跡
よこぞうじようあと

戦国時代の有馬氏の城で、天正四年(一五七六)竜造寺隆信の藤津攻めの際、総勢六千五〇〇の攻撃を受け、大攻防戦の末落城。「鹿島志」には「義純(有馬)、深町美作守をして鹿島の横蔵城に拠らしむ。嬉野越後守其の附城土丸に在り構へて密かに隆信に応ず(横蔵とは今の横沢にして土丸とは今の土井丸なるか)。隆信急に発して須古城に到り、吾が祖鍋島加賀守直茂に命じて師を帥ゐて横蔵城を攻めしむ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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