樹頭(読み)ジュトウ

精選版 日本国語大辞典 「樹頭」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐とう【樹頭】

  1. 〘 名詞 〙 木の頂。木の枝の上。梢。
    1. [初出の実例]「竹下雖憐陰漸冷、樹頭誰見葉初紅」(出典:類聚句題抄(11C中)早涼秋尚懶〈源相規〉)
    2. 「弓は養由が跡を追しかば、弦(つる)を鳴して、遙なる樹頭(ジュトウ)の栖猿(せいえん)をも落しつべし」(出典:太平記(14C後)二二)
    3. [その他の文献]〔韓偓‐残春旅舎詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む