橋尾村(読み)はしおむら

日本歴史地名大系 「橋尾村」の解説

橋尾村
はしおむら

[現在地名]一宮町橋尾

井之島いのしま村の西南に続く。永禄四年(一五六一)七月二四日、松平元康野田のだ(現新城市)菅沼定盈へ与えた所領宛行状(菅沼家文書)に、「橋尾之郷」とある。「三河国聞書」天正三年(一五七五)五月六日の項に、「甲州兵来牛久保而放火、帰路於橋尾村截落井柵」とあり、武田氏の侵入があったことを伝える。慶長九年(一六〇四)九月の三州八名郡橋尾村検地帳(竹生欽次氏蔵)によると、反別合計一五町九反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android