橘新村(読み)たちばなしんむら

日本歴史地名大系 「橘新村」の解説

橘新村
たちばなしんむら

[現在地名]川北町橘新

朝日あさひ村の北、手取川河口北岸に立地。もと冨田とみた村といったが永禄年間(一五五八―七〇)洪水により退転村民は橘村へ移住して荒蕪地を開拓し村を再建したと伝え、天正九年(一五八一)二、三ヵ年間の諸役免除の特権を得たという(西文書)。村名は慶長三年(一五九八)九月二四日の丹羽長重知行宛行状(磯村文書)みえ、村内五〇石が磯村勘六に宛行われている。同六年、毛付高一九〇石余と定められ(西文書)、前田利長より不作地開作という理由で三ヵ年間の諸役を免除された(沢田文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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