冨田村(読み)とだむら

日本歴史地名大系 「冨田村」の解説

冨田村
とだむら

村名はあるいは「とうだ」「つだ」とも読まれたか。近世成立の鬼束氏系図(鬼束文書)には応永年間(一三九四―一四二八)前後に生きた鬼束久次の項に、応永三二年なかん西にし方冨田村七〇町三二村、目録は別にありと記される。このとき久次に宛行われたか、もしくは以前からの知行を安堵されたのであろう。同年には中郷西方内検が行われ、鬼束文書中に同年の内検馬上取帳が二冊伝来している。取帳には、安久やすひさ富山とみやま木前きのまえ早鈴はやすず・瀬口・姫木ひめぎ大道和里木わりき・池平・後交ごきゆう橋口はしぐち田部たべ北田部きたたべ西別符にしべつぷ永田大薗おおぞの温水ぬくみずなどの地名・人名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む