橘本王子跡(読み)たちばなもとおうじあと

日本歴史地名大系 「橘本王子跡」の解説

橘本王子跡
たちばなもとおうじあと

阿弥陀寺境内にあり、熊野街道に面する。熊野九十九王子の一つで、跡地は県指定史跡。「中右記」天仁二年(一一〇九)一一月六日条に「橘下王子」とみえる。昔、橘樹の下に祀られていたと伝え(続風土記)、明治以後も樹齢二〇〇年以上の橘が祠の上に枝を広げていたという。「続風土記」は白河上皇熊野詣の際この王子で一夜を過ごし、「橘の本に一夜の旅寝して入佐の山の月をみるかな」という歌を詠んだと記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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