橘樹(読み)たちばな

精選版 日本国語大辞典 「橘樹」の意味・読み・例文・類語

たちばな【橘樹】

  1. 武蔵国南部の郡名。現在の神奈川県横浜市の北東部から川崎市大部分にあたる。
    1. [初出の実例]「右一首橘樹(たちばな)郡上丁物部真根」(出典万葉集(8C後)二〇・四四一九・左注)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「橘樹」の読み・字形・画数・意味

【橘樹】きつじゆ

橘の木。〔南斉書、虞愿伝〕(祖)賚の中の橘樹、熟す。子孫競ひ來りて之れを取る。愿、年數なり。獨り取らず。賚び家人、皆之れを異とす。

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