機屋(読み)ハタヤ

精選版 日本国語大辞典 「機屋」の意味・読み・例文・類語

はた‐や【機屋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 機を織る建物。機殿(はたどの)
    1. [初出の実例]「神御衣(かむみそ)織らしめたまふ時に、其の服屋(はたや)の頂(むね)を穿ちて」(出典古事記(712)上)
  3. 機を織るのを業とする家。また、その人。
    1. [初出の実例]「田舎の機屋(ハタヤ)の上(かみ)さん」(出典:生(1908)〈田山花袋〉一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の機屋の言及

【製織】より

…昔は織機のことを機(はた)といい,物語や伝説にみられるように機織(はたおり)(布帛(ふはく)を織ること)は女性の仕事であった。現在では各種の自動織機が使用され,製織が専門用語となっているが,小規模で織物を作っている家または職業は機屋(はたや)と呼ばれ,機織という場合も多い。また古代の布は植物繊維で作った織物をさすが,その後,織物全体をさすようになり,製織は織布とも呼ばれた。…

※「機屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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