橡餠(読み)とちもち

精選版 日本国語大辞典 「橡餠」の意味・読み・例文・類語

とち‐もち【橡餠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 橡の実をつき混ぜて作った黒赤色の餠。とちもちい。とちのもち。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「粟餠黍餠松餠薇餠荼(とち)餠廿鉢」(出典異制庭訓往来(14C中))
  3. ハイノキの葉の灰汁で染めた米で作った黄色の餠。〔筑前国続風土記(1703)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android