櫓太鼓成田仇討(読み)やぐらだいこなりたのあだうち

精選版 日本国語大辞典 「櫓太鼓成田仇討」の意味・読み・例文・類語

やぐらだいこなりたのあだうち【櫓太鼓成田仇討】

  1. 歌舞伎脚本。世話物。六幕。三世河竹新七作。明治一〇年(一八七七東京春木座初演。桃川如燕講談から脚色。茨木明神の相撲で父を滝見山大八に殺された桂川力蔵が、成田山に詣で、その加護で敵を討つ筋。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「櫓太鼓成田仇討」の解説

櫓太鼓成田仇討
やぐらだいこ なりたのあだうち

歌舞伎・浄瑠璃外題
作者
河竹新七(2代)
初演
明治10.9(東京・春木座)

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世界大百科事典(旧版)内の櫓太鼓成田仇討の言及

【相撲物】より

…1810年3月市村座,鶴屋南北作),《櫓太鼓鳴音吉原(やぐらだいこおともよしわら)》(志賀之助と仁太夫。1866年2月市村座,河竹黙阿弥作),《櫓太鼓成田仇討》(桂川力蔵と滝見山大八。1877年9月東京春木座,3世河竹新七作),《有松染相撲浴衣(ありまつぞめすもうのゆかた)》(雷電と小野川。…

※「櫓太鼓成田仇討」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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