款を通ず(読み)カンヲツウズ

デジタル大辞泉 「款を通ず」の意味・読み・例文・類語

かんつう・ず

《「北史」盧柔伝から》交わりを親しくする。転じて、敵に内通する。
長州に―・ずる者ならんとの嫌疑を以て」〈福沢福翁百話

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「款を通ず」の意味・読み・例文・類語

かん【款】 を 通(つう)

  1. 親しい交わりをする。よしみを結ぶ。
    1. [初出の実例]「慕知の諸邦或は欵を敵国に通ぜん」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    2. [その他の文献]〔北史‐盧柔伝〕
  2. 敵に内通する。

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