嫌疑(読み)ケンギ

精選版 日本国語大辞典 「嫌疑」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぎ【嫌疑】

  1. 〘 名詞 〙 うたがわしいこと。特に、犯罪の事実があるのではないかという疑い。容疑。
    1. [初出の実例]「嫌疑誰累岐頭涜、爻卦何妨属耳聞」(出典田氏家集(892頃)下・寛平元年十月九日、御読周易。三年六月十三日講畢)
    2. 「さやうに、けむぎはなれても、またかの遺言は違へじと思ひ給へて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)
    3. [その他の文献]〔礼記‐曲礼〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「嫌疑」の読み・字形・画数・意味

【嫌疑】けんぎ

まぎらわしいこと。〔礼記曲礼上〕夫(そ)れ禮は、親疎を定め、疑を決し、同異を別ち、是非をらかにする以なり。

字通「嫌」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む