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歌木検校 うたぎけんぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

歌木検校
うたぎけんぎょう

江戸時代中期の盲人の音楽家。都名 (いちな) は房一 (ふさいち) 。大坂の八橋流の箏曲家佳川検校の門下。宝暦6 (1756) 年検校となる。天明 (81~89) 頃までに,新傾向の地歌端歌を多数作曲。その後の俳諧調または浄瑠璃調の端歌の規範となった。宝暦 10 (60) 年9月には,その作曲による『かくれんぼ』が新機軸のものとして流行,替歌まで作られるにいたったほか,『露の蝶』『通ふ神』『菜の葉』など地歌の端歌の代表曲として現在でも演奏されているものが多い。

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世界大百科事典内の歌木検校の言及

【地歌】より

…しかし,盲人音楽家たちのその後の自由な新作は,特殊な分類に編入しうるものを除いて,すべて〈端歌〉と認めてもよく,とくに舞の地の地歌は,ほとんどこの〈端歌〉の類である。大坂では宝暦(1751‐64)ころに歌木検校が改革して以来,その創作活動が活発となり,天明以後の峰崎勾当の時代に至ってその頂点に達し,文化・文政期(1804‐30)には600曲前後に及んだが,現在までに伝承されているものは,それほど多くはない。その作詞には,文人,俳人,通人たちの関与したものも多く,享保期(1716‐36)には柳沢淇園,天明期では二斗庵下物,流石庵羽積などが知られる。…

※「歌木検校」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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