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替歌 かえうた

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

替歌
かえうた

原作詩の文体や韻律をまね,風刺,揶揄の意をこめた模倣詩をいう。パロディーの一種。 1940年,当時の軍国日本が神武天皇の即位 2600年記念の歌として発表した「紀元二千六百年奉祝歌」の「金鵄輝く日本の栄えある光身に受けて…」の替歌で,43年の戦時下大増税で当時のたばこ「金鵄」「光」などが,それぞれ 10銭から 15銭,18銭から 30銭に値上げとなったときに行われた「金鵄あがって 15銭/栄えある光 30銭…」などがある。

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デジタル大辞泉の解説

かえ‐うた〔かへ‐〕【替(え)歌】

ある歌を、旋律はそのままにして歌詞だけ替えて歌うもの。

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世界大百科事典 第2版の解説

かえうた【替歌】

ある歌の旋律に他の歌詞をもじって意味を変えた歌。歌詞に関係のない旋律による替歌も少数ではあるが作られている。多くの場合,歌詞のもじりは社会(とくに権力や権威)に対する風刺的批判として現れ,それゆえに多くの人びとに歌いつがれる。社会状況が迫しているなかで,みずからの気持ちをすでにある歌の旋律に託して歌われることが多い。 第2次大戦中にはやった《愛国行進曲》の歌詞〈臣民われら皆共に 御稜威(みいつ)に副(そ)わん大使命〉が,〈臣民我等皆共に 水を飲んで大悲鳴〉と変えて歌われたが,権威ある者に生活,精神を圧迫されていると感じた人びとが,権威をナンセンスなものにしてしまう替歌によって,うさを晴らしていたことがうかがえる。

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