精選版 日本国語大辞典 「正官」の意味・読み・例文・類語 せい‐かん‥クヮン【正官】 〘 名詞 〙① 兼任する数官のうち、官位が相当である官。特に奈良・平安時代、職員(しきいん)令に規定されている官を、令に規定されていない権官(ごんかん)・員外官と区別していう。また、官制で定めた正規の官員。[初出の実例]「隆洲の李の司戸に正官を授くる事得て」(出典:今昔物語集(1120頃か)九)[その他の文献]〔新唐書‐選挙志〕② 複数の官吏の中で、主位にあるもの。副官と区別していう。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例