デジタル大辞泉 「主位」の意味・読み・例文・類語 しゅ‐い〔‐ヰ〕【主位】 1 主たるものが占める位置。物事の中心としての地位。「対人関係の円滑を主位に置く」「主位概念」⇔客位きゃくい。2 (客に対して)主人のいる下座の方向。⇔客位。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「主位」の意味・読み・例文・類語 しゅ‐い‥ヰ【主位】 〘 名詞 〙① 君主としての地位。君の位。〔管子‐七臣七主〕② たいせつな場所。主人・主客のすわるべき席。[初出の実例]「大衆、礼拝をはりて、知事まづ庫堂にかへりて、主位に立す」(出典:正法眼蔵(1231‐53)安居)[その他の文献]〔歴代名画記‐叙歴代能画人名・後漢〕③ 中心となるもの。第一とするもの。優位をしめるもの。[初出の実例]「其第一は依て以て他の概念の比較を行ふべきもの(人は)にして、之を弁決の主位とす」(出典:教育学(1882)〈伊沢修二〉四)④ 命題の主語。判断の主体となる概念に与えられた名称。「AはBである」という時の「A」。主位概念。主概念。主辞。主語。[初出の実例]「『イは、ロなり』〈略〉上のイ文字の位を、主位[Subject]と名け」(出典:致知啓蒙(1874)〈西周〉上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例