正教(読み)セイキョウ

デジタル大辞泉 「正教」の意味・読み・例文・類語

せい‐きょう〔‐ケウ〕【正教】

正しい教え。また、正しい宗教。
東方とうほう正教会」の略。

しょう‐ぎょう〔シヤウゲウ〕【正教】

聖教しょうぎょう」に同じ。
正しい教え。

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精選版 日本国語大辞典 「正教」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぎょうシャウゲウ【正教】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しょう」「ぎょう」はそれぞれ「正」「教」の呉音。「しょうきょう」とも )
  2. 仏の教え。
    1. [初出の実例]「一切衆生の為に正教を流布す」(出典:日本霊異記(810‐824)下)
  3. 仏教経典聖典
    1. [初出の実例]「秦の始皇諸の書を焼くに、正教も皆被焼けり」(出典:今昔物語集(1120頃か)六)
  4. 正しい教え。真実の教え。
    1. [初出の実例]「仏所有言説、即是正教・正義・正行・正解・正業・正智」(出典:教行信証(1224)三)
  5. せいきょう(正教)

せい‐きょう‥ケウ【正教】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 正しい教え。しょうぎょう。
    1. [初出の実例]「欧邏巴人の此に在は、専ら貿遷を事とすと雖も、亦旁ら蠢愚の土民を導き正教を勧む」(出典:輿地誌略(1826)七)
    2. [その他の文献]〔晉書‐衛玠伝〕
  3. せいきょうかい(正教会)
    1. [初出の実例]「耶蘇の正教を奉ずる西洋人」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉三)

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