デジタル大辞泉 「聖教」の意味・読み・例文・類語 せい‐きょう〔‐ケウ〕【聖教】 1 聖人の教え。特に、孔子の教え。2 神聖な教え。特に、キリスト教。 しょう‐ぎょう〔シヤウゲウ〕【▽聖教】 釈迦しゃかの説いた教え。また、仏教の経典。正教しょうぎょう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「聖教」の意味・読み・例文・類語 せい‐きょう‥ケウ【聖教】 〘 名詞 〙① 聖人の教え。特に、孔孟の教え。[初出の実例]「内黷聖教、外虧皇猷」(出典:続日本紀‐養老六年(722)七月己卯)「是等、聖教にあらぬ老婆心にてこそあれ」(出典:読本・春雨物語(1808)海賊)[その他の文献]〔新唐書‐柳渾伝〕② 神聖な教え。特にキリスト教。[初出の実例]「先生聖教(セイケウ)を説き彼女をして少しく道に入らしむるを得んや」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五)③ 仏教をいう。しょうぎょう。[初出の実例]「仏陀も脱凡の人ではない〈略〉善し、いひ得て善し、まことに聖教(セイケウ)を奉じたまう」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一二)④ 天子の教え。〔広益熟字典(1874)〕 しょう‐ぎょうシャウゲウ【聖教】 〘 名詞 〙 ( 「しょう」「ぎょう」はそれぞれ「聖」「教」の呉音 ) 仏語。① 釈尊の教え。仏のおしえ。[初出の実例]「一切衆生のためにいま聖教をひろめ給」(出典:観智院本三宝絵(984)中)② 仏教の経典。経文。聖典。[初出の実例]「経者、乃是聖教之通名、仏語之美号」(出典:法華義疏(7C前)一)③ 密教で修法の方法、順序等を記したもの。[初出の実例]「右真言蔵聖教・仏像・道具等目録」(出典:醍醐寺新要録(1620))④ ⇒せいきょう(聖教) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例