正木義太(読み)マサキ ヨシモト

20世紀日本人名事典 「正木義太」の解説

正木 義太
マサキ ヨシモト

明治〜昭和期の軍人 海軍中将。



生年
明治4年10月25日(1871年)

没年
昭和9(1934)年10月29日

出生地
広島県佐伯郡玖波村

学歴〔年〕
海兵〔明治27年〕卒

経歴
明治27年海軍少尉候補生となり、日清戦争には大和乗組として従軍。33年北清事変には鳥海分隊長として居留民の保護に従事し、37年日露戦争には米山丸指揮官として旅順口閉塞に参加して重傷を負った。大正3年第1次世界大戦では海軍重砲隊指揮官として出征青島攻略に参戦した。また海軍兵学校教官、砲術学校教官、英国駐在造兵監督官、橋立艦長、河内艦長、石見艦長、呉海兵団長などを経て、9年呉鎮守府参謀長、11年舞鶴工廠長、12年舞鶴工作部長、13年横須賀工廠長などを歴任。同年中将となった。日本海軍の砲術界に貢献した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「正木義太」の解説

正木義太 まさき-よしもと

1871-1934 明治-昭和時代前期の軍人。
明治4年10月25日生まれ。日清(にっしん)・日露戦争や第一次大戦での青島(チンタオ)攻略に活躍。呉(くれ)海兵団長,横須賀工廠(こうしょう)長などを歴任する。大正13年海軍中将。昭和9年10月29日死去。64歳。広島県出身。海軍兵学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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