旺文社日本史事典 三訂版 「正福寺地蔵堂」の解説
正福寺地蔵堂
しょうふくじじぞうどう
重層入母屋 (いりもや) 造の小堂で,全体に鎌倉の円覚寺舎利殿 (しやりでん) に似ている。建立年代は舎利殿よりやや下る。重要文化財。
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出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
…しかし今日では往時の面影をとどめているものはわずかに東福寺伽藍だけであり,三門,禅堂,東司(とうす),浴室の中世遺構が現存している。鎌倉円覚寺舎利殿,正福寺地蔵堂(東京都,1407ころ)の両者は方三間単層裳階(もこし)つき仏殿の典型で禅宗様の特徴を内外の各部にうかがえる。これより規模の小さい方三間単層仏殿遺構は安国寺釈迦堂(広島),天恩寺仏殿(愛知),普済寺仏殿(京都),常徳寺円通堂(香川),祥雲寺観音堂(愛媛),そして酬恩庵本堂(京都)などがある。…
※「正福寺地蔵堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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