正花(読み)しょうか

精選版 日本国語大辞典 「正花」の意味・読み・例文・類語

しょう‐かシャウクヮ【正花】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 連歌俳諧で、花として扱うべき語。桜の花だけに限定しないで、はなやかで賞美すべきものにまで拡張していう。「連歌式目書」の「産衣(うぶぎぬ)」では、その例として、「心の花」「花かたみ」「花皿」「花の雲」「花の衣」「花の滝」「花の波」「花の都」などをあげている。「波の花」などにせ物の花に対しての称。
    1. [初出の実例]「花の都。正花也」(出典:無言抄(1598)上)
  3. しょうかふう(正花風)」の略。
    1. [初出の実例]「正花者花のただしき見風は、当道にては得花なるべし」(出典:六義(1428))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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