産衣(読み)ウブギヌ

デジタル大辞泉 「産衣」の意味・読み・例文・類語

うぶ‐ぎぬ【産衣】

《「うぶきぬ」とも》「うぶぎ」に同じ。

さん‐い【産衣】

生まれたばかりの赤子に着せるもの。うぶぎ。

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精選版 日本国語大辞典 「産衣」の意味・読み・例文・類語

うぶ‐ぎ【産衣・産着】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「うぶき」とも ) =うぶぎぬ(産衣)
    1. [初出の実例]「西御方より四条殿へ誕生に付而、うふき一重、樽等被送了」(出典言経卿記‐天正一九年(1591)九月二四日)
    2. 「うぶきに越羅(ゑつら)蜀錦(しょくきん)を裁ち、御産今やと用意ある」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)一)

うぶ‐ぎぬ【産衣】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「うぶきぬ」とも ) 生まれたばかりの赤ん坊に、産湯のあと着せる祝い着。また、宮参りに着る着物。吉色を染めたり、鶴亀松竹などのめでたい模様をつけたりすることがある。うぶぎ。
    1. [初出の実例]「うぶきぬとどめたりしを、まもりにそふるものなりとて、こひたりしに、かはりて」(出典:赤染衛門集(11C中))

さん‐い【産衣】

  1. 〘 名詞 〙 生まれたばかりの子どもに着せる祝着。うぶぎぬ。うぶぎ。さんえ。
    1. [初出の実例]「初着産衣給」(出典:御堂関白記‐寛弘六年(1009)一二月九日)

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