最新 地学事典 「正距円錐図法」の解説
せいきょえんすいずほう
正距円錐図法
conical equidistant projection
トレミー図法とも。経線は標準緯線を緯度ϕ0にとるとき,頂点(通常,極ではない)においてsinϕ0λの角をなす直線,緯線は頂点からRcotϕ0-R(ϕ-ϕ0)隔たる距離を半径とする同心円弧からなる。作図が簡単なので,しばしば地図帳などに用いられる。この図法の二標準緯線を有する場合をドリール図法(De l’Isle projection)という。1745年De l’Isleによって考案された。標準緯線の極距離(余緯度)をδ1,δ2とするとき,経線は一定点においてθ=λ(sinδ2-sinδ1)/(δ2-δ1)の角度で交わる直線,緯線は同点からr=R(δ2sinδ1-δ1sinδ2)/(sinδ2-sinδ1)+δ隔たる距離を半径とする同心円弧からなる。地図帳の大陸図に用いられることがある。
執筆者:羽田野 正隆
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

