此畜生(読み)コンチクショウ

デジタル大辞泉 「此畜生」の意味・読み・例文・類語

こん‐ちくしょう〔‐チクシヤウ〕【×此畜生】

《「こん」は「この」の音変化》人をののしり卑しめる語。また、特に腹を立てたときに発する語。こんちきしょう。「こん畜生、しくじりやがった」

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精選版 日本国語大辞典 「此畜生」の意味・読み・例文・類語

こん‐ちくしょう‥チクシャウ【此畜生】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「こん」は「この」の変化したもの ) 人をさして、その人をののしっていう語。また、感動詞的に用いて、ひどく腹のたつときや激昂したときに発する語。こんちきしょう。
    1. [初出の実例]「如是(にょぜ)こん畜生(チクシャウ)大往生しろ!」(出典:今弁慶(1891)〈江見水蔭〉四)

こん‐ちきしょう‥チキシャウ【此畜生】

  1. 〘 名詞 〙こんちくしょう(此畜生)
    1. [初出の実例]「此野郎は妙な事を知てる。些(ちっ)と異(かわ)って居らあ此畜生(コンチキセウ)」(出典:塩原多助一代記(1885)〈三遊亭円朝一四)

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