歩留(読み)ぶどまり

精選版 日本国語大辞典 「歩留」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐どまり【歩留】

〘名〙
① 実際に製品となった量を、全く損失がないとしたときの理論量で割ったもの。収率とほぼ同じだが、工場現場などで多く用いられる。
※解説鋳物技術(1950)〈日本鋳物協会編〉一〇「製品歩留の向上をはからなければならない」
食品の、原形物に対する、食用可能部分の比率。主に米・麦・野菜・魚について用い、米では玄米に対する白米をいう。
※遠い海の声(1963)〈菊村到〉「歩止りが高いので、重宝がられたが」

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