歩行神(読み)あるきがみ

精選版 日本国語大辞典 「歩行神」の意味・読み・例文・類語

あるき‐がみ【歩行神】

〘名〙 人をそぞろ歩きに誘い出す神。人に、旅をしたいという気を起こさせる神。ありきがみ。そぞろ神。
梁塵秘抄(1179頃)二「隣の大子(おほいご)が祀る神は、〈略〉、指の先なる拙神(てづつがみ)、足の裏なるあるきがみ」
※俳諧・七番日記‐文化一二年(1815)正月「陽炎や猫にもたかる歩行神」

ありき‐がみ【歩行神】

※俳諧・玉海集(1656)一「ありき神や取つく四方の花見衆〈春宵〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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