歪み解析(読み)ひずみかいせき

最新 地学事典 「歪み解析」の解説

ひずみかいせき
歪み解析

strain analysis

岩石や地質体の変形構造から歪みの諸量を求めること。基本的には有限歪み楕円体の3主軸の大きさと方向の決定が問題。実際の歪み解析では,まず異なる方向を向いた面上で二次元歪み楕円を求めた後(二次元歪み解析),三次元歪み楕円体を計算により求めることが多い。この場合,歪みが均一(homogeneous)であるとみなせる領域内で測定する必要がある。二次元歪み解析には歪み指示物の形態と性状に応じてさまざまな方法が考案されている。例えば,化石などのように歪み指示物の初期形状が明瞭な場合,その形状変化から歪み楕円が求められる。歪み指示物の個々の初期形状が明らかでなくとも,統計的に初期形状が推定される場合には,Rf-φ法などの図式解法やT.Shimamoto et al.(1976)の数値解法により歪み楕円が求められる。このほか,砂岩中の砂粒子の中心点のような岩石中の点の分布の変形による変化を利用したフライ法や,スレート劈開をつくる葉片状鉱物の配列の程度から歪み量を推定する方法がある。

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参照項目:フライ法

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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