死光(読み)しにびかり

精選版 日本国語大辞典 「死光」の意味・読み・例文・類語

しに‐びかり【死光】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 死にぎわの立派なこと。立派な死に方をすること。死花
    1. [初出の実例]「秋に名を残す蛍やしにひかり」(出典:俳諧・崑山集(1651)七)
  3. 死後に残る光栄、ほまれ。
    1. [初出の実例]「死ひかりありとやいはんたま祭〈保友〉」(出典:俳諧・遠近集(1666)四)
  4. りっぱな葬式をいう。
    1. [初出の実例]「野辺の送り、花をふらし、死光(シニヒカリ)とや挑燈(てうちん)道をかがやかし」(出典浮世草子本朝二十不孝(1686)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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