光栄(読み)コウエイ

デジタル大辞泉 「光栄」の意味・読み・例文・類語

こう‐えい〔クワウ‐〕【光栄】

[名・形動](スル)
業績行動を褒められたり、重要な役目を任されたりして、名誉に思うこと。また、そのさま。「光栄の至り」「身に過ぎて光栄なこと」
栄えること。栄えさせること。
「みな戦死して英国を―す」〈中村訳・西国立志編
[類語]栄光栄誉栄冠名誉誉れ光輝栄名声誉盛名令名英名勇名雷名威名佳名驍名ぎょうめい高名嬌名きょうめい好評有名著名名うて誇り面目めんぼく名利余栄家名いさお勲功巨歩偉功殊勲誉望雷名功名功成り名遂げる死に花死に花を咲かせる

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精選版 日本国語大辞典 「光栄」の意味・読み・例文・類語

こう‐えいクヮウ‥【光栄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 栄えかがやくこと。さかえること。栄誉とすること。
    1. [初出の実例]「光栄頻照耀、組珮競栄纏」(出典:菅家後集(903頃)叙意一百韻)
    2. 「宿因のある程は子孫無窮(ぶきう)に光栄(くゎうエイ)せり」(出典太平記(14C後)二七)
    3. [その他の文献]〔李白‐東海有勇婦詩〕
  3. ( 形動 ) 名誉であること。はえあること。また、そのさま。ほまれ
    1. [初出の実例]「国の光栄を揚し人なれば」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    2. 「先生に送って頂くのは光栄(クヮウエイ)で御座います」(出典:硝子戸の中(1915)〈夏目漱石〉七)

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普及版 字通 「光栄」の読み・字形・画数・意味

【光栄】こう(くわう)えい

ほまれ。〔塩鉄論、散不足〕哀戚心無しと雖も、厚は、則ちして以て孝と爲し、顯名世に立ち、光榮俗にはる。

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