デジタル大辞泉 「強強」の意味・読み・例文・類語 つよ‐つよ【強強】 [副]非常に強いさま。頑健なさま。「―として死にげもなかりければ」〈今昔・二八・一八〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「強強」の意味・読み・例文・類語 こわごわ‐しこはごは‥【強強】 〘 形容詞シク活用 〙① 見るからにかたく強そうである。かたくこわばっている。ごわごわしている。[初出の実例]「裳・唐衣など、こはこはしく装束きたるもあり」(出典:能因本枕(10C終)一二四)② なめらかでない。ごつごつしている。ぎこちない。生硬である。[初出の実例]「おのづからこはごはしき声に読みなされなどしつつ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)③ 見るからに強情である。気性が強い。[初出の実例]「わびしと思へるものから、情なくこわごわしうは見えじと思へり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)花宴)④ 無骨である。あらあらしい。[初出の実例]「田舎侍の、気折りにこはごはしかりけるが」(出典:源平盛衰記(14C前)三)強強の派生語こわごわし‐げ〘 形容動詞ナリ活用 〙強強の派生語こわごわし‐さ〘 名詞 〙 こわ‐ごわこはごは【強強】 〘 副詞 〙 ( 形容詞「こわい」の語幹を重ねた語。「と」を伴って用いることもある ) いかにもかたいさまを表わす語。[初出の実例]「の二布糊こはごはとしてやうやう我身を隠すもあるに」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)一) つよ‐つよ【強強】 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) きわめて強いさま、頑健なさまを表わす語。[初出の実例]「年は八十に余たれども、七十に无く強々として有に」(出典:今昔物語集(1120頃か)二八) つよつよ‐し【強強】 〘 形容詞シク活用 〙 きわめて強い。はなはだ強そうである。[初出の実例]「病をしてありしかど、未だつよつよしかりしに併せて」(出典:梁塵秘抄口伝集(12C後)一〇) こわ‐じいこはじひ【強強】 〘 名詞 〙 強くしいること。無理じいすること。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例