残杯冷炙(読み)ザンパイレイシャ

デジタル大辞泉 「残杯冷炙」の意味・読み・例文・類語

ざんぱい‐れいしゃ【残杯冷×炙】

《「炙」はあぶり肉の意》酒宴の残りもの。また、冷遇されて恥辱を受けることのたとえ。残杯冷羹れいこう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

四字熟語を知る辞典 「残杯冷炙」の解説

残杯冷炙

ごちそうの残り物。また、冷遇されるときの粗末な飲食物。転じて、恥辱を受けること。

[使用例] 私はもう、二十年ちかくも大鰐温泉を見ないが、いま見ると、やはり浅虫のように都会の残杯冷炙に宿酔してあれている感じがするであろうか[太宰治津軽|1944]

[解説] 「残杯」は飲み残りの酒、「冷炙」は冷えきったあぶり物の肉。

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む