ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「残留線」の意味・わかりやすい解説 残留線ざんりゅうせんresidual ray 結晶面に光を当て,その反射光のスペクトルを調べると,特定の波長の光がよく反射され,他の光は吸収や透過のために弱くなっている。同じ結晶で反射を何回も繰返すと,その特定波長の光だけが残るようになる。これを残留線という。特に赤外線の研究で,波長を選別するのにこの効果が利用される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by