段ボール箱(読み)だんボールばこ(その他表記)corrugated cardboard box

精選版 日本国語大辞典 「段ボール箱」の意味・読み・例文・類語

だんボール‐ばこ【段ボール箱】

  1. 〘 名詞 〙だんボール(段━)
    1. [初出の実例]「電気関係の大メーカーのダンボール函を、いくつも、私達の車へ積み込みやがった」(出典:地獄の灯火(1960)〈島田一男〉一五)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「段ボール箱」の意味・わかりやすい解説

段ボール箱
だんボールばこ
corrugated cardboard box

段ボールを組立ててつくられた箱。段ボールは波形に成型した中芯の両側ライナーを張合せたもので,安価で耐圧強度が高く耐久性,加工性が良好であることから,包装用途に広く使用される。第2次世界大戦後に本格生産が始って,従来木箱などの包装箱を駆逐した。おもに工業包装に利用される外装用と商業包装の個装用,両者兼用の内装用がある。 (→板紙 )

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世界大百科事典(旧版)内の段ボール箱の言及

【段ボール】より

…波形に成形した中芯(なかしん)紙の片面または両面に段ボールライナー(平らな表板紙)をはった紙で,片面段ボール,両面段ボール,複両面段ボールがある(図参照)。段ボールで作った箱が段ボール箱であり,比較的安価で,国内のどこでも短い納期で大量に手配できることや,軽量であるにもかかわらず耐衝撃性,断熱性にすぐれて,組立てや開梱が容易にできることから,木箱に代わって包装資材の重要な地位を占めるようになった。段ボールが日本で初めて製造されたのは1909年であり,電球の包装や化粧瓶の保護に片面段ボールが使用され,段ボールの名称もそのときに生まれた。…

※「段ボール箱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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