島田一男(読み)シマダカズオ

デジタル大辞泉 「島田一男」の意味・読み・例文・類語

しまだ‐かずお〔‐かずを〕【島田一男】

[1907~1996]推理作家京都の生まれ。満州日報記者を経て、戦後作家活動に入る。新聞記者主人公にした作品を多く書き、NHKテレビドラマ「事件記者」の原作脚本担当。他に「古墳殺人事件」「社会部記者」など。

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20世紀日本人名事典 「島田一男」の解説

島田 一男
シマダ カズオ

昭和・平成期の社会心理学者 川村学園女子大学文学部心理学科教授;聖心女子大学名誉教授。



生年
大正12(1923)年3月5日

没年
平成7(1995)年10月5日

出生地
岩手県

学歴〔年〕
東京文理科大学心理学科〔昭和24年〕卒,東京文理科大学研究科修了

学位〔年〕
文学博士

経歴
昭和30年聖心女子大学文学部助教授を経て、38年教授。平成3年名誉教授、川村学園女子大学教授に就任。国家公安委犯罪被害給付専門委員などを務める傍ら災害対策、マスコミ関係などでも幅広く活躍。著書に「世論」「女の心」「女心の読み方」「社会心理学の基底」「現代社会心理学」「ビジネスマン説得力」「やる気を起こせ」「40歳からの読書術」など。


島田 一男
シマダ カズオ

昭和・平成期の小説家



生年
明治40(1907)年5月15日

没年
平成8(1996)年6月16日

出生地
京都府京都市

学歴〔年〕
明治大学中退

主な受賞名〔年〕
日本推理作家協会賞(第4回・短篇賞)〔昭和25年〕「社会部記者」

経歴
昭和7年「満州日報」記者となり、戦時中は陸海軍報道班員として中国各地の作戦従事。戦後作家活動に入る。33年から41年までNHK連続テレビドラマ「事件記者」の脚本を書き有名に。代表作に「社会部記者」や、一連の捜査官ものがある。46年日本推理作家協会理事長。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「島田一男」の意味・わかりやすい解説

島田一男
しまだかずお
(1909―1996)

推理作家。京都市生まれ。明治大学中退後、1930年(昭和5)満州(中国東北地区)に渡り、満州日報社に社会部記者として勤務。終戦後の47年(昭和22)『宝石』の懸賞入選作『殺人演出』でデビュー。長編『古墳殺人事件』『錦絵殺人事件』などを刊行。ジャーナリストとしての体験を生かした『社会部記者』で51年、日本探偵作家クラブ賞を受賞、以降、達意な文章と庶民的な持ち味で「ブン屋もの」を書き続け、58年からはテレビ『事件記者』の脚本を数百編手がける。そのほか、刑事、弁護士、警察医、鉄道公安官を主人公にしたシリーズ、捕物帖(とりものちょう)などの作品もある。

[厚木 淳]

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「島田一男」の解説

島田一男(1) しまだ-かずお

1907-1996 昭和後期-平成時代の推理作家。
明治40年5月15日生まれ。満州日報記者をへて戦後,作家となる。昭和26年「社会部記者」などで日本探偵作家クラブ賞。33年から8年間,NHKテレビドラマ「事件記者」の原作を執筆。ほかに「科学捜査官」などの捜査官シリーズ,時代ものなどが多数ある。平成8年6月16日死去。89歳。京都出身。明大中退。

島田一男(2) しまだ-かずお

1923-1995 昭和後期-平成時代の社会心理学者。
大正12年3月5日生まれ。昭和38年聖心女子大教授となる。犯罪,災害,女性心理などさまざまな分野で発言。平成3年川村学園女子大教授。平成7年10月5日死去。72歳。岩手県出身。東京文理大卒。著作に「社会心理学の基底」「世論」など。

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367日誕生日大事典 「島田一男」の解説

島田 一男 (しまだ かずお)

生年月日:1923年3月5日
昭和時代;平成時代の社会心理学者
1995年没

島田 一男 (しまだ かずお)

生年月日:1907年5月15日
昭和時代;平成時代の推理作家
1996年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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