殺人と強姦致死

共同通信ニュース用語解説 「殺人と強姦致死」の解説

殺人と強姦致死

殺人強姦ごうかん致死 一つの行為で二つ以上の罪が成立する場合があり、「観念的競合」と呼ばれる。職務質問中の警察官けがを負わせたときの傷害罪と公務執行妨害罪が代表的なケースだ。殺意を持って命を奪う殺人罪と、女性に性的暴行を加えて結果として死亡させる強姦致死罪も観念的競合とされる。重い方の量刑が適用されるため、殺人罪の死刑が最高刑となるが、殺人罪だけで起訴される場合と両罪で起訴される場合では、裁判での量刑判断に違いが出てくるとみられる。

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