殺人ロボット兵器

共同通信ニュース用語解説 「殺人ロボット兵器」の解説

殺人ロボット兵器

人工知能(AI)とセンサーによる画像認識で、人間の介在なしに自動で標的を選別して追尾し、殺傷、破壊する兵器。「自律型致死兵器システム(LAWS)」とも呼ばれる。実用化されれば火薬核兵器に次ぐ「第三の軍事革命」になると言われる。人道的、倫理的な懸念から禁止条約の必要性を求める声が相次ぐ一方、現在は製造保有・使用に明確な規制はなく、各国による開発競争の加速が懸念されている。(イスタンブール共同)

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知恵蔵mini 「殺人ロボット兵器」の解説

殺人ロボット兵器

人間の指示なしで標的を選定し、敵を自動的に攻撃する自己完結型のロボット兵器。人間の遠隔操作ではなく、高度な人工知能やセンサー装置などによって敵の識別から状況判断、殺傷までを自動的に実行する。米国英国などで研究開発が進められている。人権順守や人命保護の面で問題があるだけでなく、戦争が起こりやすくなる恐れもあることから、2013年、国連の専門家が国連人権理事会を通じて各国に同兵器の開発の凍結を要請した。海外の人権団体も同兵器の禁止キャンペーンに乗り出している。

(2013-6-4)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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