日本歴史地名大系 「殿平賀村」の解説 殿平賀村とのひらがむら 千葉県:松戸市殿平賀村[現在地名]松戸市殿平賀・大金平(おおがねだいら)・新松戸(しんまつど)一丁目平賀村の南、下総台地西端部に位置する。「本土寺過去帳」に文明年間(一四六九―八七)の年紀があるものを早期として散見する「平賀 西」は当地のことと考えられる。また同過去帳にみえる「平賀 原ノ村」も地内に原の下(はらのじた)・原の山(はらのやま)などの字があり、村内であったと思われる。慶安年間(一六四八―五二)頃の成立といわれる高城胤忠旧知行高付帳には「殿平ケ村高八拾三石弐斗弐升三合」とある。なお一色直房遺言状(流山市史研究)によれば、貞享元年(一六八四)以前から旗本一色氏の知行所であったが、元禄一〇年(一六九七)地方直しにより同領は知行替となったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by