母理郷(読み)もりごう

日本歴史地名大系 「母理郷」の解説

母理郷
もりごう

和名抄」東急本・名博本・元和古活字本に記載され、訓を欠くが、モリであろう。同書高山寺本が母国郷とするのは山国やまくに・母理両郷からの誤写であると考えられる。「出雲国風土記」によれば、意宇おう郡一一郷のうちで郡家の南東三九里余に郷長の家があり、地名は古くは文理もりで、所造天下大神大穴持命が長江ながえ(永江山、現伯太町)に来て「出雲国は、我が静まり坐さむ国と、青垣山廻らし賜ひて、玉と珍で直し賜ひて、守りまさむ」といったことに由来するという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む