日本歴史地名大系 「母理郷」の解説 母理郷もりごう 島根県:出雲国能義郡母理郷「和名抄」東急本・名博本・元和古活字本に記載され、訓を欠くが、モリであろう。同書高山寺本が母国郷とするのは山国(やまくに)・母理両郷からの誤写であると考えられる。「出雲国風土記」によれば、意宇(おう)郡一一郷のうちで郡家の南東三九里余に郷長の家があり、地名は古くは文理(もり)で、所造天下大神大穴持命が長江(ながえ)山(永江山、現伯太町)に来て「出雲国は、我が静まり坐さむ国と、青垣山廻らし賜ひて、玉と珍で直し賜ひて、守りまさむ」といったことに由来するという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by