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母音変化 ぼいんへんかvocalic change

世界大百科事典 第2版の解説

ぼいんへんか【母音変化 vocalic change】

歴史的に見た母音の変化。母音変化には,(1)質の変化と,(2)量(長さ)の変化とがある。古典ラテン語には短母音/a,e,i,o,u/と長母音/ā,ē,ī,ō,ū/の計10個の母音があった。これらが俗ラテン語では/a,ɛ,e,i,o,ɔ,u/の七つに減少している。この場合,長短の区別が失われるとともに音質にも変化が生じている。つまり/a,ā/→/a/,/ē,i/→/e/,/ō,u/→/o/となり,/ī/→/i/,/ū/→/u/と短なったが,短母音の/e/と/o/はそれぞれ広い/ɛ/と/ɔ/に変わった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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