毒消(読み)どっけし

精選版 日本国語大辞典 「毒消」の意味・読み・例文・類語

どっ‐けしドク‥【毒消】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 毒の作用を消すこと。中毒を消すこと。解毒
    1. [初出の実例]「待々し気の毒(ドク)けし遅桜〈貞盛〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)五)
  3. 中毒をなおすための薬。多く越後国(新潟県)で製造された。解毒剤
    1. [初出の実例]「どうしたんだあ、腹痛えのか毒消しでも呑ませて見っか」(出典:土(1910)〈長塚節〉一四)

どく‐けし【毒消】

  1. 〘 名詞 〙どっけし(毒消)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android