比例抽出法(読み)ひれいちゅうしゅつほう(その他表記)proportional sampling

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「比例抽出法」の意味・わかりやすい解説

比例抽出法
ひれいちゅうしゅつほう
proportional sampling

比例割当法,比例選択法ともいう。標本調査において標本抽出個数の配分を決定する方法。標本調査の対象となる母集団をいくつかの部分集団 (層) に分割 (層化) して,各層内の抽出単位個数に対する標本の抽出単位個数の比率一定にして抽出する方法。比例抽出によれば,標本平均集計が簡素化されるとともに,層化を行わない単純無作為抽出法に比較して一般的に分散が少く,相対精度の高い結果が得られる。また層内分散を一定とした場合には,標本の最適配分の条件を満たすことが知られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む