比八田村(読み)ひはたむら

日本歴史地名大系 「比八田村」の解説

比八田村
ひはたむら

[現在地名]能代市比八田

西に強坂ごうざか(現山本郡峰浜村)鳥形とりがた村、南に小土こづち村・栗山くりやま村がある。白神しらがみ山地の最南端にあたる舌状台地の南縁にあり、台地の下にいし川(竹生たこう川)が流れ田地が広がる。

文禄元年(一五九二)の秋田実季分限帳(秋田家文書)に「百六石八斗七升六合 日八田村」とある。慶長六年(一六〇一)の秋田実季侍分限(秋田家文書)に七七石余と鑓衆二名が記される。

当村地内の十二ヵ村野じゆうにヵそんのは草飼入会が行われ(→十二ヵ村野国見くにみ山へも入会をしていた。また石川いしかわ(現峰浜村)へも古くから入会をしていたが、享保一八年(一七三三)からは鎌一四丁、役銭五六〇文を石川村に支払うことになった(「石川村久喜沢村山願被仰渡御書付之写」見上家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android