比地中村(読み)ひじなかむら

日本歴史地名大系 「比地中村」の解説

比地中村
ひじなかむら

[現在地名]高瀬町比地中

高瀬川中流域左岸、下勝間しもかつま村の西に位置する。浪打なみうち八幡(現詫間町)の年未詳放生会頭人番帳写(宝寿院文書)に「中村分」として九番まで載る。寛永国絵図に「比地中村」とみえ比地郷に所属。寛永一七年(一六四〇)の生駒領高覚帳では高七〇六石余、同一八年の小物成は綿一四〇匁(山崎領小物成帳)。「西讃府志」によれば村の広さは東西一三町一六間・南北一六町四六間。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android