比地大村(読み)ひじおおむら

日本歴史地名大系 「比地大村」の解説

比地大村
ひじおおむら

[現在地名]豊中町比地大ひじだい

下高野しもだかの村の北側にあり、七宝しつぽう山から竿さお川上流域にかけて位置する。西部七宝山、中央部は山麓の傾斜地、東部平地。寛永国絵図では比地郷に属し、「比地大村」とみえる。寛永一七年(一六四〇)の生駒領高覚帳では一千八五六石余、うち一七〇石余が新田悪所。同一八年の小物成は綿一〇九匁(山崎領小物成帳)。「西讃府志」によれば村の広さは東西二七町一〇間・南北九町四〇間。高一千三〇六石余、反別は一四〇町五反余、うち畑一七町余・屋敷四町七反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android