勝田(読み)かつた

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

勝田
かつた

茨城県東部,ひたちなか市の那珂川にのぞむ地域。旧市名。 1994年那珂湊市と合体して,ひたちなか市となった。 1940年電機・兵器工場が建設されてから発展。車両,エレベータ,電気計器,テープレコーダなど電気機器の生産が多い。 61年南部の水戸市とともに都市開発地域に指定された。水戸の近郊住宅都市的色彩も強い。農村部ではムギ,サツマイモなどを産する。自衛隊駐屯地がある。馬渡埴輪製作遺跡,虎塚古墳はともに史跡。 JR常磐線,茨城交通湊線,国道6号線が通る。

勝田
かつた

岡山県北東部,美作市北部の旧町域。中国山地南斜面の丘陵地にある。1940年町制。1955年梶並村と合体。2005年大原町,東粟倉村,美作町,作東町,英田町と合体して美作市となった。吉井川の支流梶並川の谷に沿って南北に細長く,ほとんどが山地で占められる。朝鮮からの渡来人「勝部」の開墾した土地「かちべた」が地名の起源といわれ,中世から近世にかけては梶並の荘と呼ばれた。梶並神社の当人祭(とうにんさい)は有名。農林業が主で,タバコ,木材,ミツマタなどを産する。久賀ダムがあり,美作台地の開発のための農業用水源となっている。北部は氷ノ山後山那岐山国定公園に属する。

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世界大百科事典 第2版の解説

かつた【勝田】

茨城県北東部に位置し,県都水戸の北に接する旧市。1954年市制。1994年那珂湊市と合体して,ひたちなか市と改称。旧市域の大半は那珂台地に開け,畑地と平地林がめだち,南縁部を那珂川が流れる。1939年,日立製作所の鉄道車両,製鋼部門が立地,軍需工場として急速に拡大して工業都市化を促した。第2次世界大戦後,経済の高度成長下に日立製作所とその傍系の電気機器,自動車機器などの工場進出もめだち,工業団地の造成,従業員増加に伴う住宅地化も進み,常磐線勝田駅を中心とする商業地区も成立した。

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精選版 日本国語大辞典の解説

かつた【勝田】

[一] 茨城県ひたちなか市の地名。もとは勝田市で、昭和二九年(一九五四)市制。平成六年(一九九四)那珂湊市と合併してひたちなか市が成立。
[二] 岡山県の北東部の郡。那岐山南麓を占める。古くは「かつまた」といい、勝間田とも書いた。中世末、勝北(しょうほく)・勝南の二郡に分かれたが、明治三三年(一九〇〇)両郡合併して再び勝田郡となる。

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